2014年11月18日
爽やかな秋晴れとなった11月16日(日)、東八田ちょっとえ~とこ歩こう会に参加してきました。この会は、東八田地区のいいところをウォーキングしながら再発見しようと企画されたイベントで、初開催の今回は地元住民を中心に60人の参加者が集まりました。
パンフレットには、
「東八田地区はハートの形」というロマンティックな触れ込みが♡
「どれどれ・・・」と地図を広げると、ご覧のとおり、
「う~ん、言われてみれば・・・」という感じですが(笑)、このビミョーな感じがまた、なんとも微笑ましく好感が持てます(^^)
コースは、綾部市総合運動公園を発着地点に、黒谷町の黒谷和紙会館や熊野神社、八代(やしろ)町の山の神神社を巡る10km。
国道27号を上杉から黒谷に向けて歩きます。普段車で走っていると全く気付きませんが、道は緩やかに下っています。
谷間を流れる清流が、日本を代表する伝統工芸・黒谷和紙を育む黒谷町。
黒谷川の流れを挟んで、ひっそりと佇む集落。川にかかる赤い橋が情緒を醸し出します。
和紙の原料となる楮(こうぞ)を干す地元のおばあちゃん。
熊野神社では紅葉が美しく色付く。
境内で行われているもみじ祭りは「帰りのお楽しみ!」と、その先にある八代町へ歩き進めます。
熊野神社から歩くこと約2Kmで、現在12軒が暮らす集落・八代町へと到着。私も黒谷から先に来たのは初めてです。
休憩地点の山の神神社では、地元の岡本さんが、地域の説明をしてくださいました。
八代町は昔、奥黒谷町と呼ばれていたが、昭和25年綾部市制が施行される際、「ゴロが悪い」という理由で、地域で昔から親しまれている八代神社から名前をとって「八代町」へと改名したとか、
山の神神社には、山仕事をする人が無事に山から帰るよう願いを込めた大きなわらじが備えられており、その風習は今も受け継がれ、毎年年末にはわらじを作り替えている。などなど・・・
岡本さんが語る地域にまつわる興味深い話の数々に、参加者からは「地元におっても知らんことが多いわぁ~」との声が聞かれました。
のどかな風情の八代の道もやはり秋色。
帰りは熊野神社で、「黒谷和紙ともみじ祭り」を楽しみました。
神社から500mほど山道を進むと、黒谷川の源流を思わせる小さな滝を見ることができます。
会場には、地元自治会による屋台が並び、多くの来場者で賑わっていました。
和紙会館や公民館、こもり堂では、和紙や民芸品の展示・販売、ハガキ型染めのワークショップなども行われました。
もみじ祭りを堪能したら、また27号線を通り、上杉の体育館へと歩いて帰路に着きます。
午前中は朝霧で靄がかかっていた空も、午後には青く高く澄み渡り、白い雲がさながら大空を泳ぐ鯉のぼりのように、気持ちよさそうに浮かんでいました。
ゴールも近づく国道沿いの脇に、歩きでないと絶対に見つけられないであろう稲荷神社を発見!
人知れず建つこの神社の起源は分かりませんが、作りはかなり立派です。
ルーツをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えください。
天候にも恵まれ、東八田地区の秋の魅力を存分に体感できた今回の歩こう会。
ウォーキングのモデルコースは他にも、於与岐(およぎ)・弥仙山コース8.1km、梅迫・安国寺コース4.2km、高槻・上杉コース6.6kmなど、季節ごとにおすすめの名所や自然、祭りなどを楽しめるルートが企画されており、今後も順次開催していく予定だそう。
皆様も一度、ハート形でハートフルな東八田の“ちょっとえ~とこ”を歩いて散策してみませんか?
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